8月19日
朝一人で出発した。大きな街を出るときは、やっぱりちょっと迷う。昨日は気づかなかったけどお城があって、その側を通る。昨日洗った靴下が乾いてなくて気持ち悪いので、裸足で歩こうと思い立って、歩いてみたけど、コンクリートの道は痛くてすぐに断念。日本人大学生Tと会ったので一緒に歩く。彼は今までずっと、昨日お別れした二人と歩いていたから、私よりずっとずっと寂しいだろうなあ。二人で歩いていると、コウノトリの巣から雛が落ちるのが見えた。飛び立ったんでは無くて、落ちた感じ。まだ全然飛び立つ時期じゃないみたいで、飛び方がめちゃくちゃ下手。このままじゃ生きていけないよねってTと話してたら猫が来て、ぱくり。どこででも起こってることだろうけど、目の前で見ると衝撃が大きかった...
途中変な日本語を見つけた。
日本人Y子さんと会ったので一緒に歩く。Y子さんはやっぱり独特の世界を持っていて、話すのがとっても楽しい。日本人だけで3人で歩くのが初めてで、変な感じで、みんなちょっと日本語がおかしい。日本語でいいのに英語で言ったりとか。
12時頃カカベーロスの町に到着。韓国人ナースYが合流して、英語と日本語で話し始めてやっといつもの感じに戻った。
今日は比較的平坦な道のはずだけど、気がつくと15時を過ぎていて、今日もすっごく暑くて、結構きつい〜。遮るものの無いぶどう畑を歩く。やっと見つけた木陰でしばらく休憩。韓国人大学生カップルにも再会して、一緒に休憩。
今日の町ビジャフランカに到着。みんな疲れてるし、時間が遅めなので一番手前の宿に泊まることに。町のバルで赤ワインを一杯飲んだあと、この町は川が美しいと聞いたので泳ぎに行く。なかなか川に降りるところを見つけられなかったけど、なんとか場所を見つけてぴちゃぴちゃ。どんなに暑くても、川の水は冷たくて入る勇気がなかなか出ない。老夫婦と話すYとTを眺めながら、岩場でおつまみを食べて、Y子さんとおしゃべり。まったりとしたいい時間。
YとTによると老夫婦に見えた二人は、お互いそれぞれ相手に先立たれて、最近付き合い始めたみたい。そういうのもいいな。
遅めのシャワー洗濯を済ませて、町へご飯を食べに行く。もう19時を過ぎてるけど、今町に着いた様子の、お洒落スペイン人ホセマとハビー、人懐っこいイタリア人アンジェロと、可愛い女の子リタに会う。多分同じ町から歩いたのに、それだけのんびりできるのが羨ましいようなそうでも無いような。
それぞれペレグリーノメニューを注文。どうしてもガリシア風プルポ(蛸)が食べたくて欲張ったら、美味しかったけどめちゃくちゃ量が多くて苦しかった。
イタリア人とルームシェアしてたY子さんから、イタリア料理の話を聞く。順番があるから、メインを食べてる時にサラダに戻って食べたりしたらダメみたい。知らなかったというか、イタリア料理について何も知らないことに気づいた。ちなみに、ルームメイトのイタリア人は毎朝コーヒー入れてくれてたんだって。優しい!イタリア行ってみたいな。
そろそろ門限だねって急ぎ足で宿に帰って、ぴったりの時間に着くと、宿の人が入り口に鍵をかけて車で出発するところだった!慌てて車を止めて鍵を開けてもらう。危なかった〜。
洗濯物を取りにキッチンへ行くと、暗闇でイタリア人男性と、可愛い女の子リタがいちゃついてた。多分今日初めて会った二人。さすがイタリア人!カゴを誰がキッチン(まだ二人いる)に返しに行く?ってなって、Y子さんが行ってくれるのを見守ったりして、楽しかった。
ムニンシパル ★ 6€ 部屋がとにかく狭かった 町からかなり遠くて不便 洗濯物干すところが無かった 門限に注意