カミーノの迷い方

食べるの大好き人間のカミーノ巡礼、栄養学、食に関する本、ゼロウェイストなど

カミーノ日記7日目(LosArcos→Logroño28km)

 8月1日

 今日は30km近く歩くので、5時45分に出発。とても暗いので、ヘッドライトが大活躍。途中で小さな発電所の様なものがあって綺麗。後ろから登る朝焼けが美しい。今日のゴールは、ラ・リオハ州の州都で、タパスストリートが有名なログローニョ!

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 7時半cafeに到着。朝日が綺麗に見える場所で、クロワッサン美味しかった。日本人男性Dさんと会ったので一緒に朝食を食べ、歩く。Dさんは私より年上で、旅行好き、海外に友人も多いみたいでヨーロッパに詳しく、話が弾む。巡礼後はヨーロッパを回って日本に帰るそうだ。

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中がすごく近代的。

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合わせて2.7€

 今日は大して登りじゃないけど、平坦では無いから、突然の登り道に息が上がって、慌てて上着を脱ぐ。

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自由に書くノートがあったcafe

 途中の町Vianaの教会の前のcafeで一休み。ベーコンを油で揚げたのと、オリーブを食べる。ベーコンを油で揚げたのは、山積みにしてあったから多分人気メニュー(ログローニョのタパスでも見た)。塩分が強くて、歩いた後だったから美味しく感じたけど、好き嫌いがあると思う。大好きなバスク地方はこの町で終わり!またね。

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Cafe〜♩

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いい眺めでリラックス。

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二人でシェア。ちょっと食べた後。一人で一個だと食べれなかったかも。

 日本人男性Dさんと歩き出す。途中、私たちは右だと思うけど、前のグループは真っ直ぐ進む。う〜んちょっと悩む。カミーノは基本は、西に進む一本道だから、太陽を見て進めば迷うことは無いし、別れても後で合流するけど、できたら景色がいい方を行きたい。日本のガイドブックは一つしか無く、外国人の方が情報を持ってるから、迷ったら、時々自分を信じて、時々人に聞く。今回は、Dさんと話して右へ〜結果、多分正しい道で、いい感じの木の歩道橋を通れて良かった。

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木の歩道橋から見る景色は気持ち良かった。

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リオハワインで有名な、ラ・リオハ州へ入った。

 ラ・リオハ州へ入ってから、もう一踏ん張り。13時半、街へ入る橋の前に到着。今日は一日Dさんと歩いたけど、疲れなかったし、早く着いた。日本語で喋るからあんまり体力を使って無いのかも。

 橋を渡りながら、なんとなく、この街が好きだと思った。1週間歩いてキリもいいし2泊しようかな。ふらっと観光案内所へ行って、スタンプ貰ったら、シンプルだけど可愛かった。

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この街の、地面にあるカミーノマークと同じデザイン。

 宿を予約してるDさんと別れ、宿へ向かう。いつも公営のムニンシパルに泊まってたけど、今日は、ガイドブックに口コミで人気と書かれた、教会の宿泊所へ行く。教会までの道を歩きながら、やっぱりいい街だなって思ったし、実際カミーノで一番気に入った街だった。

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カミーノデサンティアゴの道はタパスでできている♩

 色々目移りしながら歩いてたら、美味しい緑の果物発見ーーー!勿論購入し、食べたい気持ちを抑えながら宿へ。

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看板がログローニョの市の旗柄(白に赤の×)ってことに、まとめながら気づいた。

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英語:Greengage plum  スペイン語:CLAUDIA 日本語:グリーンゲージ、西洋スモモ

 教会に到着。口コミ通り、スタッフの人たちが明るくて優しくていい感じ。7時からミサで、8時からみんなでご飯。初めての、みんなでご飯形式楽しみだなあ。案内されたキッチンは清潔で、可愛くて、食べ物飲み物色々あって、みんな自由にしてて良い感じの空気。初めての日本人女性Sさんと、韓国人大学生の女の子に出会う。Sさんはお料理上手で、旅行最終日のポルトガルでの朝ごはんもSさんの手作りだったけど、この時も初めて会って1分後におにぎり貰ったなぁ。Sさんは旅行経験豊富で、中国語ぺらぺらで、韓国語スペイン語も得意な女性☆韓国人大学生の女の子は、大学を休学して、インド〜エジプト〜ヨーロッパと旅してきて、最後にカミーノ中な華奢で可愛らしい外見と逆にたくましい女の子。

 この2人と、ミサ前にタパスストリートへgo!が、開いてない...タパスストリートが開くのは8時頃かららしい...とりあえず開いてた店で一杯飲んで教会へ。ミサに出て、キッチンでみんなでご飯。同じテーブルには、なんとたまたま今日も同じ宿の韓国人Yと、初日のピレネー越えで良くしてくれたベルギー人のお祖父ちゃんと少年と、パンプローナで隣のベッドだったイケメン男性と素敵な女性ペア(甥と叔母さんの関係で、ベルギー人とこの時知った)。食事前の牧師さんの話は面白いし、みんなで歌を歌うのも、素敵な時間。再会した人と初めて食卓を囲んで楽しくて、でも、ベルギー人の甥と叔母さんペアは明日家に帰るから会うのは最後で、切ない。この時会った、若い頃のカトリーヌドヌーヴみたいな、明るいフランス人の子ともこの後会わなかったなあ。またいつか会えたらいいな。
 Yが元気が無い。彼女にスペイン語を教えてくれたブランカは明日家に帰る予定で、今日教会で会う約束をしたけど、会えなかったみたい。会いたい人とは必ず会えるよと励まして、明日バスターミナルに一緒に探しに行くことにして就寝。

 

巡礼宿 ドネーション(寄付) ★★★★★ wifi無し。シャワー少ないけど綺麗。ベッドは少なくて、ベッドが埋まったら床にマットレス。私は珍しいからマットレス選んだ。夕食後にもう一度ミサ。裏から入って普通は座れない場所に座って、各国の言葉で聖書読む。日本語は無いので、英語を読んだけど、たまたま一人だったからちょっと緊張。