8月16日
6時過ぎに一人で出発。何故かと言うと、今日の目的地Astorgaに早く着いて、行きたいレストランがあるから。13時から16時までの3時間しか営業してない小さな、ミシュランのお店。予約無しで入れるか分からないし、ちょっとお高めだし、みんな行きたいか分からないから一人で行くことにした。
まだ暗くて、しばらく歩いてすぐに道があってるか不安になった。立ち止まっていると、クールな日本人大学生Rが来て一安心。車道沿いの道を話しながら歩く。
1時間半ほどでオルビゴ村到着。長くて立派な橋が印象的な村。ガイドブックによると、
1434年、レオノール・トバール姫に恋したレオン出身の騎士ドン・スエロ・デキニョネスは、その証として9人の騎士と共に、この橋を渡ろうとするものと戦い、“一ヶ月誰も渡らせない”または“300本以上槍を折る(勝利する)”と宣言した。7月10日から8月9日までスペイン人、イタリア人、フランス人、ドイツ人、ポルトガル人の挑戦者と戦い抜き、見事一ヶ月誰も渡らせなかった。その後、巡礼の旅に出て、姫の腕輪サンティエゴの大聖堂に奉納したという。
とのこと。
オルビゴを出るとすぐに道は二つに分かれる。真っ直ぐ進む道と、右に行く道。まっすぐ行く人が多かったからまっすぐ進む。日本人大学生Rがまっすぐ進んだ後引き返して来て、聞くとやっぱり右の道に変更するとのこと。ふ〜んと思いながらまっすぐ進んだけど、これが失敗!自動車道沿いの道で、途中村もなくつまらなかった。右の方が自然で、途中で村があるみたい。まっすぐの道は村も、気持ちよく休憩できる場所もあまりなく、顔見知りにも会わず、アルファルトの道を淡々と歩く。一人で歩くのも好きだけど車道沿いは楽しくない...
コロンバ山を登ると右の道と合流し、山の上の十字架に到着。ここからは土の道で快適〜♫
ちょっとカフェで休憩した後、3.4km先のアストルガへ向けて出発。歩いていると
緑の歩道橋があった。珍しいカミーノの道。
11時半到着。23kmだからきつくなかったけど、最後の最後の登り坂が辛かった...坂を上りきったところにあるムニンシパルは、日本のカミーノ友の会とも交流があるみたいで、日本語がちらほら。受付もなんと日本人女性のボランティアスタッフだった(スペイン在住の方)。
シャワー洗濯を済ませてレストランへ。もちろん満員でスタッフさんも超忙しそう。手が空くのを待って、予約無しで食べれるか聞いたら、15時半なら!とのことなので、15時半まで街を散策&カテドラル見学。
カテドラルは町の大きさの割に豪華だった。
いざレストランへ。時間通りに行っても店員さん凄く忙しそうでしばらく待ち。
メインの内臓の煮込みはもちろん、ひよこ豆がめちゃくちゃ美味しかった。ただ、とにかく量が多くて、あまりにも食べれなくて申し訳無かったので、誰か誘って二人で行くのが良かったかな。家族経営っぽくて、看板娘的な女性がめちゃくちゃチャーミングで、気配り上手で、素敵だった。いつかまた絶対行きたい!
食後はガウディ建築の司教館へ。
外観がお城みたいで可愛いけど、司教館としての依頼だった為、イメージに合わないと反発する人が出て来て、ガウディは途中で手を引いたみたい。それでも、やっぱりガウディらしさがあって素敵な建物。100%ガウディだったら良かったのにとは思うけど。
今日は私とY、3人組といつものメンバーに加えて、世界一周ガールAと、クールな日本人大学生Rでカレー作り。みんなで買い出しし、今日も大混雑のキッチンで何とか調理スタート。Rは基本自炊してる感じで、料理上手。出来あがったカレーと、韓国人パパの一品をみんなでテラスで食べる。美味しい〜けど、米が大失敗...べっちょべちょ。一緒に食べるのがカレーで良かった。米の失敗の原因は、韓国人大学生Yが途中で全体を混ぜたこと!あんまり料理に積極的じゃないのに何故かき混ぜたのか謎。余った材料でRがトルティーヤを作ってくれてそれもまた美味しかった。
テラスでギターを弾くグループに混じって、スペイン人女性と二人でめちゃくちゃ踊った。人懐っこいイタリア人アンジェロと話して、同い年ということが分かってちょっと盛り上がった。
今日も楽しい夜。
ムニンシパル 5€ ★★ キッチンあり シャワーが押しつづけないと出なくて微妙 テラスからの景色が良い
Las Termas 美味しいレストラン ↑のメニューで一人22€ 常に満席だったので予約か、開店時間に行くのがオススメ