先日、博物館島にある旧国立美術館(Alte nationalgararie)に行ってきました。
1階〜3階まで絵画が展示してある様で、見るのには結構時間がかかりそう。
1階〜彫刻、現代派〜
1階は彫刻と、現代派の絵画で、内装は素敵だけど、絵画は私には退屈に感じたのでさらっと見学。
2階〜フランス印象派、レアリズム〜
2階に上がると、フランス印象派を中心として、日本人好みの明るい絵画がたくさんあって見応えがありました!
エウリュディケは、英和辞書によると
”ギリシア神話のオルペウスの妻で、毒蛇に噛まれて死んだ後、夫の竪琴の名演奏で黄泉の国からこの世に戻ることを許されたが、あと一歩のところで夫が禁を破って妻の方を振り返ってしまったため戻れなかった”
とのこと。絵は、どの場面なんだろう?蛇がいるからこの世かな?ストーリーが分かると見るのが楽しい。
なんとなく目が離せなくなった絵、死の島。帰宅して調べると、スイス人画家Arnold Böcklin の代表作であり、19世紀のドイツで非常に人気で、ポストカードになったり複製画が家庭に飾られたりしていたそう。ヒトラーも彼の絵の収集家であり、この絵は実際にヒトラーが所持し、執務室の壁にかけていたとか。ロシアの作曲家ラフマニノフもこの絵を気に入り、交響曲を作曲したとのこと。この絵は5作ある”死の島”の3作目で、モデルになった場所は諸説あり。
3階〜ドイツ絵画〜
3階に上がるとまず宗教画が並ぶ部屋があります。やっぱり宗教が分かった方が絵画が楽しめるな〜。何の場面か全然分からない...。とりあえず絵を一つ選んで、帰宅後調べる。
Wikipediaによると、”ヨセフは父ヤコブと母ラケルとの間に長男(ラケルは後妻のため、実際にはヤコブの11男)として生まれた。ヤコブはヨセフが年寄り子であるため、誰よりも彼を愛し、きらびやかな服をヨセフに送ったりした。そのため10人の異母兄たちはヨセフを憎むようになった。ある日ヨセフは夢を見、それを語ったので、兄弟たちのねたみを買い、穴に落とされ、やがて彼らによってミヤデン人の隊商に売られてしまう。その直後、ヨセフの服に羊の血を付け、父ヤコブにヨセフは獣に襲われて死んだと偽った”
とのこと。この絵はヨセフが兄達に売られる場面だったみたい。
その他には、ドイツ出身の画家の絵がたくさんあり、ベルリンの風景を描いた絵もちらほらあって面白い。派手じゃ無いけど、綺麗な空の絵が多かった。
建物自体が美しく、作品数が多いのでしっかり見ると3〜4時間かかる美術館。でも、椅子が沢山あって休憩しながら見れるのがいい。