カミーノの迷い方

食べるの大好き人間のカミーノ巡礼、栄養学、食に関する本、ゼロウェイストなど

カミーノ日記11日目(St.Domingo de la Calzada→Belorado 23km)

 8月5日

 朝、キッチンでパンを食べて出発。空はまだ暗いけど、町の中心の塔は明るかった。韓国人の女の子Yは、前回のカミーノでは塔に登って鐘を鳴らしたって言ってたな。次回はしてみたい。

 教会の前のカフェで一休み。イタリア人アンジェロとちょっと話す。彼は人懐っこくて、誰とでも仲良く話してて、私と会うとウインクしてきたり、親しげに名前を呼んできたり、イタリア人そのもの。外でカフェコンレチェだけ飲んでたら、韓国人のエリさん(初対面)が、ここのトルティーヤはとにかく美味しいから食べてみて!って話しかけてきて、一口食べたら確かに美味しかった。彼女はカミーノは2回目で、1回目のカミーノで食べたトルティーヤの中でも一番とのこと。カフェはチリ人夫妻がしてるみたい。そういえばチリ料理って美味しいって聞いたことあるな〜。

f:id:yui_maerz12:20171108015659j:plain

塩とオリーブオイル強め。

f:id:yui_maerz12:20171108015828j:plain

カフェの外観。

 ドイツから、毎年2週間づつ歩いてるドイツ人夫妻とおしゃべり。素敵。私もドイツの道歩いてみたいな。 

f:id:yui_maerz12:20171108021353j:plain

ベルリンからも繋がってる!

 今日は、天気も悪くて、黙々と一人で歩く。スペイン人の少年アルバロが大きな声で声をかけてくれた。彼はとっても可愛い。

 途中の町でも、通りにお店が無かったからなんとなく寄らず、13時には宿に到着。今日の宿はプール付きだけど、寒くて入らず。

 日本人大学生Tが今日誕生日なので、韓国人大学生のYとこっそり街へケーキを買いに行く。地元っぽいファミリーに聞いた、自分たちじゃ絶対見つけられないお店をシエスタぎりぎりに発見!意外とちゃんとしたケーキがあった!

 こっそり、Tに見つからないように車に隠れたりしながら、キッチンの冷蔵庫にケーキを入れて、一安心。お昼は街に韓国人シスターズ、観光人大学生Y、韓国人パパS、日本人大学生Yとピンチョスを食べに行く。

f:id:yui_maerz12:20171220030144j:plain

安定の美味しさ♩


 夜はそこに韓国人の女の子Y(彼女はナースなのでこれからは韓国人ナースY)、昨日知り合ったドイツ人兄弟とみんなでペレグリーのメニューでお祝いディナー。外に出ると超年齢初層高いブラスバンドが演奏&踊ってて、みんなで踊った。

 

f:id:yui_maerz12:20171220030259j:plain

ヌードルスープ。凄い美味しいわけじゃ無いけどよく食べる。

 アルベルゲで改めて誕生日パーティ。アルバロのファミリーがスペイン語で歌ってくれたり、みんなで手紙を渡したり、いい時間だった。ケーキを食べてる時に、韓国人シスターズが辛ラーメン作り始めて、さすがだなと思った。

 

巡礼宿(ムニンシパル) 5€ ★★ キッチンあり(調理器具あんまり無い) シャワー微妙 立地悪い 洗い場無し Wifiあり(ベッド、共有スペースは×) 共用スペース外しかない 

初めてのベルリンの冬、毎月号泣した理由

 長くて暗いとみんなが言うベルリンの冬。確かに10月から寒いけど、思ったより晴れの日はあるし、部屋の中は暖かいし、体感気温はそんなに寒くない(乾燥してるから)。と思ってたのが甘かった...

 11月のある日、些細な事で号泣。理由はほんと〜にどうでもいいことで、そんなことで泣く自分にびっくり。生理前だったから、PMS月経前症候群)って今まではあまり無かったけど、環境変わったり年齢的なもので色々変わってきたのかな〜って思って終了。

 12月のある日、またまたどうでもいいことで号泣。さすがに心配になって原因と対策を考える。検索すると、冬の始まりは日照時間が減って、PMSが酷くなったり、冬季うつになる女性が多いと沢山書いてあって、みんなそうなんだなって一安心。冬季うつの症状、過眠過食も当てはまる。確かに最近日が沈むのめちゃくちゃ早いから太陽足りてない気がする。12月に入ってからは、午後になるともう夕方に向かう雰囲気。福岡とどれくらい違うかというと、

f:id:yui_maerz12:20171220014251p:plain

月別日照時間(h)

全然違ったー!絶対足りてないー!

 太陽を浴びる時間が少ないと、セロトニン不足、ビタミンD不足になって、憂鬱になるみたい。セロトニンは普段から食事で気をつけてるけど、ビタミンD気をつけて無かった!多く含まれる食品は、秋刀魚、鮭、鰤、しらす、あん肝、干し椎茸など。どれもベルリンでは難しいなあ。

 冬季うつについてクラスメイト(ブラジル&フランス)二人と話してたら、二人とも冬は毎日ビタミンDのサプリ飲んでるよ〜だって。早速ドラッグストアで購入して、今日から服用。

f:id:yui_maerz12:20171220020235j:plain

dmにて。毎日飲むタイプ、週に1回飲むタイプなど。

f:id:yui_maerz12:20171220020355j:plain

一日一錠、50日分で2.95€(約400円)安い。

 日照時間が短い(かつ魚を頻繁に食べられない)場所で冬を過ごす時は、ビタミンDサプリって割と日本以外では常識なのかも?

 あとできることは、、、南国への旅行計画かな。

ベルリンでオススメの歯医者さん

 極力病院には行かないように、渡独前に検診は済ませて、来てからは健康に気をつけて生活してました。が、歯科矯正の裏側のワイヤーが外れて、どうにもならず、歯医者に行くことになりました。

 評判が良くて家から遠くないところがいいなと思ってjamedaというサイトで検索(ドイツ語のみ)。

f:id:yui_maerz12:20171104230115p:plain

 Was(何)にZahnarzt(歯医者)、Wo(どこ)にberlinと入力すると、ベルリンの歯医者一覧が出て来るので、その一番上の歯医者さんが評判も良く、家からもそう遠くなさそうなのでここに決定。

f:id:yui_maerz12:20171104230737p:plain

 画面上で空いてる時間を予約もできて便利そう!だけど行った方が早いかなと思って直接歯医者さんへ。

f:id:yui_maerz12:20171104231236p:plain

f:id:yui_maerz12:20171104231454p:plain

土日休みだけど平日20時までやってて良い感じ。

f:id:yui_maerz12:20171104231935j:plain

大学病院の前の、綺麗な歯医者さん。

 受付で予約してないけど今日できるか聞いたら、1時間後の18時半ならOKとのことで、中で問診票(英語)を書いて待つことに。1時間半後に呼ばれて、診療室へ。上の歯の裏に付いているワイヤーが取れていることを説明し、歯の中を見せる。2箇所外れていてそれぞれ30€で、保険適用外との説明を受けて治療スタート。10分もしないうちに完了。

 受付でお会計。歯の治療代は計82.68€(その日のレートで¥11,079、クレジットカード不可)。高い!多分最初は1箇所外れてて、そのまま旅行に行っちゃってもう1箇所外れたと思うから、早く行けば良かったな〜。まあ仕方ない。

 ちなみに歯医者さんが、イケメンで、歯の矯正してて良かったなあーと改めて実感しながら治療を受けました。

 それにしても、ドイツ人(ベルリン)は大体英語が話せて、私の勉強にはならないんだけど、歯医者とかは助かるなあ。問診票も英語だったし。値段以外は満足な歯医者治療でした。 




カミーノで覚えた言葉まとめ〜スペイン語〜

 みんなで話す共通語は英語とはいえ、スペインを歩くので、やっぱりスペイン語が分かる方が楽しい!し、便利。なんだかんだ覚えた言葉の覚え書き。

 

Hola  オラ こんにちわ

Gracias  グラシアス ありがとう

De nada デナーダ どういたしまして

Me llamo〇〇  メヤモ〇〇 私の名前は〇〇です

Soy de Japón ソイデハポン 日本出身です

ahola アウラ 今

aquí  アキ ここ

arriba  上

abajo 下

〇〇por favor 〇〇ポルファボール 〇〇をお願いします

Donde esta〇〇  ドンデエスタ〇〇 〇〇はどこですか

Me gusta〇〇 メグスタ〇〇 〇〇が好きです

Hasta luego   アスタルエゴ   またね

Hasta manana アスタマニャーニャ また明日

coche コチェ 車

Ten cuidado !  テンクイタード! 気をつけて!

Vamos〇〇  バモス〇〇  〇〇へ行こう

pollo ポヨ 鶏肉

bonito ボニート 鰹

vino tinto ヴィノティント 赤ワイン

vino blanco ヴィノブランコ 白ワイン

cafe con leche カフェコンレチェ カフェオレ

cervesa con limon セルベッサコンリモン レモンで割ったビール

camino カミーノ 道

domingo ドミンゴ 日曜日

mercado メルカド 市場

naranja   ナランハ オレンジ

Venga   ベンガ Come on

lluvia  ジュビア 雨

Vale  バーレ OK

Puta mierda  プッタメルタ くそったれ

スペイン語特殊文字(aの上のチョンとか)省略してます 

 

 

カミーノ日記10日目(Najera→St.Domingo de la Calzada 21km)

 8月4日

 韓国人の女の子Yがくれた桃、ゆで卵、ヨーグルトで朝食。7時に出発して、赤い岩に登る。イタリア人グループと会う。彼らはそれぞれ別に来て、カミーノで仲良くなったみたいで、大体一緒にいる。イタリア人はグループ行動好きだなあ。

f:id:yui_maerz12:20171024183850j:plain

サンティアゴまで582km。

 Cafeで日本人Dさんと会ったので、一緒に歩く。今日の道は、カミーノ!って感じの広々とした小麦畑。登った先にドネーション(寄付)があった。フルーツもコーヒーも冷たい飲み物もあって、女性の感じも良く、犬も可愛くて、涼める場所もあって天国だった!こんな感じの場所に会うとこっちも嬉しいし、売る方も損することは無さそうな気がした。

f:id:yui_maerz12:20171024185642j:plain

f:id:yui_maerz12:20171024190002j:plain

f:id:yui_maerz12:20171024190147j:plain

Dさんにご馳走になりました。

 途中で、ガイドブックにゴーストタウンと書いてある村シルエニャを通る。確かに人気が無くて、ゴーストタウンだねって話しながら、休憩もせず通過。

f:id:yui_maerz12:20171024190903j:plain

リゾート開発の為にできたけど、不況で買い手が付かなかった村。

 13時過ぎ、今日の目的地へ到着。30kmの後の20kmは軽いな〜。観光案内所で韓国人の女の子Yと合流し、ムニンシパルへ。綺麗だし、シャワー沢山あるし、室内の共有スペース大きいし、洗濯場も広々で、今までで一番いい宿!

 シャワー洗濯休憩の後、Yと、スペイン人の少年アルバロとカテドラルへ。町の名前にもなっている聖ドミンゴが、絞首刑の青年を助ける際、丸焼きの鶏を生き返らせたとの伝説から、この町のシンボルは鶏。カテドラルの中にも、宿にも飼われていた。カテドラルの中は博物館の様になっていて、色々なものがあって、アルバロが英語で説明してくれた。彼はバレンシアから家族で来ていて、10才だけど英語がペラペラだし、とても賢く優しい。毎年カミーノに来ていて、前回知り合った韓国人の少年がもうすぐ家に遊びに来るんだと嬉しそうに話していた。素敵。

f:id:yui_maerz12:20171024192329j:plain

教会の中の鶏のステンドグラスの絵。

f:id:yui_maerz12:20171024193400j:plain

巡礼者を清める大香炉。

 今日の夜ご飯は、キッチンも広いし、韓国人グループと一緒に作ることになった。買い物へ行き、今日のご飯を考える。日本人大学生Tがパエリア用のスープを手に取ってるのを見て、キッチンにパエリヤ用の鍋があったし、作ってみようってなった。本当に作れるの?パスタにしようよって言うYを押し切って、今日の夜はパエリヤに決定。もちろんTも私も作ったことは無い。パエリヤの素のスペイン語をTが解読して、宿の受付の人に聞いて、受付の人2人の言い分が違ったりして混乱しながらも、調理スタート。スペインの米って洗うのかな...通りかかりのスペイン人マダムに聞くと、洗わなくてOKとの事。パエリヤ作りを相談したら、玉ねぎと人参をくれた。パエリヤの素の分量は合ってそうなので、具材を炒めて、米と火にかける。9人分だから失敗したく無い...何度か味見しながら、完成!

f:id:yui_maerz12:20171024200739j:plain

f:id:yui_maerz12:20171024200238j:plain

食べれる味で一安心。

 ふたを開けるのが早すぎたかなって反省したものの、美味しいねって言いながら完食。マダムから貰った、玉ねぎと人参がいい仕事してた!玉ねぎと人参って大切だな。スペインで、日本人と韓国人でパエリヤ作り、楽しかったー。スペイン人からも、褒められたり、何だその色はって言われたり、楽しかった。やっぱり、無難じゃ無い方を選んだ方が後々楽しいな。

 テーブルで一緒になったドイツ人の兄弟ヨースとヤンとドイツ語で会話...が上手くいかない。練習あるのみ。

 食事中、日本人大学生Tが明日誕生日と発覚。韓国人大学生Yと、明日お祝いしようとこっそり計画して、就寝。

 

 巡礼宿(ムニンシパル) 多分寄付 ★★★ キッチンあり(調理器具沢山) シャワー多い 立地良い 洗い場も広々 Wifiあり 共用スペース広々 


 

カミーノ日記9日目(Logroño→Najera 29km)

 8月3日

 5時55分出発。暗いし、大きな街なので迷った。沢山の人に道を聞きながら何とかカミーノの道を行く。合ってると思うけど、誰にも会わないから不安。広い公園を通って街の外へ。湖があって鴨がいた。イタリア人!って感じのイタリア人男性と歩く。カフェで休憩してたら日本人男性Dさんと韓国人の女の子Yが来たので一緒に朝食。韓国人のグループが来たから挨拶したら、その中に日本人の大学生の男の子もいたのでちょっと話す。Logroñoで美味しかったタパスの話を聞いて、ちょっと戻りたくなった。

 しばらく歩いて疲れたので草むらに寝っ転がって休憩。めちゃくちゃ気持ちいい...韓国人Yが来たので一緒に休憩。LUSHのマウスウォッシュ貰ったけど凄い味だった。

 途中でサラに会う。サラとは、全然連絡を取ってないのに会えるなあ。今日は一番長く歩く日だね〜暑いね〜って言いながら歩く。この日はほんとーに暑かった!石で出来た休憩所に入ったり、道に置いてあるソファに3人で座ったりしながら進む。

f:id:yui_maerz12:20171018222422j:plain

石で出来た休憩所。中はひんやり。

f:id:yui_maerz12:20171018222532j:plain

中には落書きがたくさん。月ーMes

 

f:id:yui_maerz12:20171018222823j:plain

太陽ーSol

f:id:yui_maerz12:20171018223049j:plain

足ーUna pierna

 サラはワイン大好きでワインの仕事をしてるから、ワイン畑が広がる今日の道は楽しそう。飲み物売るおじいさんがいて、高いけど、3人ともレモネードで生き返る。

f:id:yui_maerz12:20171018224030j:plain

AGUA(水)管理してくれてる方に感謝。

f:id:yui_maerz12:20171018224635j:plain

巡礼の詩

 公園のベンチで熟睡して再スタート。やっと着いたNajera。でも、宿まで遠い〜。スーパーに寄るYと別れてサラと2人で町の真ん中の橋に着いた。めっちゃ綺麗な橋と町!町のすぐ後ろに土が剥き出しなのもすごくいい。

f:id:yui_maerz12:20171018225400j:plain

 

f:id:yui_maerz12:20171018231826j:plain

 アルベルゲリストに書いてあるムニンシパルが見つからない...友達のワイナリーに行く予定のサラは時間がないので、橋を渡ってすぐのアルベルゲへ。私は観光案内所に行って、ムニンシパルへ向かう。こっちで合ってるのかな〜って思いながら進むと、バイクのおじさんがそこ!って教えてくれた。みんな親切。

 シャワー洗濯を済ませて一息。Yも来たし、韓国人グループも日本人大学生にも会った。なんか日本のこと話してるっぽいスペイン人女性がいて、聞くと、息子が日本に留学予定とのこと。その場に日本人が2人いたからびっくりしてた。スペイン人の子供(姉弟)とYとボードゲームを始めて、ルールは分かったけどいまいち楽しさが分からず...大富豪したい。

 夜ご飯は、Yがスパイシーヌードルを作ると張り切っていたので一緒に作る。韓国スープを入れるタイミングへのこだわりがよく分からないけど、彼女に従う。前回より美味しい。

f:id:yui_maerz12:20171018233233j:plain

 町がいい感じだったからYを散歩に誘ったけど振られ、一人で出かける。うん、やっぱり好きな感じ。店も川も。意外と町だな〜と思ったら、今は人口8千人だけど、古くから交通の要で10世紀はパンプローナと並ぶ、ナバーラ王国の首都だったみたい。

 誰か顔見知り見つけて一杯やるか、一人でお店に入るか、町の端の赤い土を掘ってあるところ?に行くか考えながら散歩。サラが泊まったホステルだな〜っと思った瞬間サラが出て来て、ワインあるから川で飲まないって今メール送ったけど見た〜?だって。もちろんYes!部屋にワイン取りに行って、バルでピンチョスをテイクアウトして、川沿いで乾杯〜♩

 初めて2人でじっくり話す。家族のこと、恋愛のこと。魚座同士、ロマンチストの魚座だからね〜とか言いながら。

 バルで一杯のんで、もう門限だ〜!帰らなきゃってティーンエイジャーごっこをして、それぞれの宿へ。就寝。

 

巡礼宿(ムニンシパル) 寄付 ★ キッチンあり(調理器具少ない) シャワー微妙 ちょっと街から歩く 洗い場超狭い 大部屋が一つ 隣の人と近い コンセント少ない 

サラの宿が綺麗で巡礼路沿い、町中で10€だったから、こっちがおすすめ。
 

 

カミーノ日記8日目(Logroño 0km)

 8月2日

 今日は歩かないのでゆっくり起きる。なんと朝ごはんも付いてた!素晴らしい教会。ベルギー人男女にお別れをして、出発。Yは駅、私はバスターミナルで、今日サンセバスチャンに帰るブランカを待つことに。バスターミナルでは、パンプローナで私の下のベッドだった、料理好きギリシャ人の男性と会った。彼も今日家に戻るそうなので、お別れの挨拶をした。しばらくするとYが来た。サンセバスチャンへはバスでしか行けない様なので、バスの時間を確認して、また来ることにした。

 バスターミナル前でベルギー人男女に会ったので、一緒にCafeに行く。気になってた、ベルギーの言語について聞いてみた。なんとベルギーは小さな国なのに、オランダ語圏(北)とフランス語圏(南)にはっきりと分かれてて、ちょっとドイツ語圏(東)もあるんだって。彼の母親はフランス語圏出身、父親はオランダ語圏出身なので、親戚同士は話できないそう。不思議な感じ。(街中や、若者は半分くらいは両方話せるとのこと)彼は両方話せて、彼女は、彼の母親の姉妹なのでフランス語のみ話せるみたい。彼女が、ベルギー人のお祖父ちゃんと孫コンビと同じ食卓の時に感じた違和感の理由が分かってスッキリ。あと、数日前に道端でサンドイッチを作ってくれたベルギー人男性の母国語がドイツ語っていうのも、納得した。

f:id:yui_maerz12:20170926232914j:plain

どこで飲んでも美味しいカフェコンレチェ。

 サンセバスチャンに寄って帰る二人を見送った後、今日、旅を終えるスペイン人カルロスと待ち合わせ。アメリカ人サラも合流してバルへ。スペイン語を習いながら、旅を振り返りながら、ワインを飲む。彼はいつも「Life is once.」って私の目を見て言った。今を楽しむことを教えてくれた。日本の労働事情を話すと、何のために人生があるのか?と本気で考え込んでた。そんな彼との時間も今日で最後と思うと寂しい。サラの荷物を置きに教会へ歩いて行くと、Yの名前を呼ぶ声が。ブランカ〜!抱き合って、泣いて喜ぶYを見て嬉しくなる。「会えないかと思った〜。」と言うYに、ブランカは、「会えるわよ。Distino(運命).」って言う。うん、会いたい人とは会えるようになってるとやっぱり思う。

f:id:yui_maerz12:20170926235533j:plain

再会した通りの名前はSantiago♩

 みんなで街をぷらぷらして、バルでワインを飲んだらあっという間にお別れの時間。カルロスとはバルでお別れ。彼とはまた会えそうな気がする。ブランカとホセ夫婦をバスターミナルでお見送り。Y...と一緒に私も号泣。自分でもびっくりするほど泣いた。短かったけど、色々話したし、教わった。ブランカは、家族と遠く離れて過ごす私を心配して、励ましてくれた。良い旅を、良い人生をって抱きしめながら言ってくれたことを忘れない。素敵な人たちと過ごした時間に感謝。

f:id:yui_maerz12:20170927000309j:plain

Buen Camino. Buen Life.

 Yと宿に行き、シャワーと洗濯。一日ずれると、知ってる人が全然いなくなって、変な感じ。昨日は楽しめなかったタパスストリートへ。

 美味しくてコスパ◎と聞いたBar Angel。看板メニューのマッシュルームが、めちゃくちゃ美味しーーー!お代わりしたい気持ちを抑えて次の店へ。

f:id:yui_maerz12:20170927002139j:plain

f:id:yui_maerz12:20170927001635j:plain

マッシュルーム1つ(写真は2つ)とワインで2€

 次は、プルポ(蛸)専門店Pulperia。プルポとピメント美味しい。けどまぁ普通かな。

f:id:yui_maerz12:20170927002250j:plain

多分10€くらい。

 ここで、お腹いっぱいになり、行けたのは二軒。悲しい...。途中で会った韓国人グループは、6人で六軒はしごして、家鴨とか美味しかったって言ってたので、多めの人数で行くのが色々食べれておすすめ。夜のログローニョも綺麗だねって言いながら宿に戻って、宿のキッチンで飲んでる自転車グループと、ボランティアの人に混じって飲んで楽しかった。

f:id:yui_maerz12:20170927003213j:plain

f:id:yui_maerz12:20170927003326j:plain

f:id:yui_maerz12:20170927003341j:plain

 

巡礼宿(ムニンシパル) 7€ ★★ キッチンあり シャワー微妙 ちょっと街から歩く 庭あり