カミーノの迷い方

食べるの大好き人間のカミーノ巡礼、栄養学、食に関する本、ゼロウェイストなど

カミーノ14日目(Burgos→Castrojeriz 40.3km)

8月8日

 今日からは、“遮るものがないメセタの大地”の始まり。単調な風景が続く、日を遮る木々が無いこの道は、ブルゴス→レオンまでバスでスキップする人も多い。韓国人シスターズもこの道はバスで行くので、暫くお別れ。

 韓国人ナースYと6時過ぎに出発。今日は40.3km歩く。カミーノ前の計画では、最長で25kmだったはずなのに何故こんなに歩くのかというと、韓国人ナースYの提案。いくつか先の街に泊まりたい宿があるから、そこに早めに着くために、今日は絶対40km歩いた方がいいとのこと。彼女が断言するので、カミーノ2回目の彼女を信じて歩いてみることにした。

 公園で初めての日本人男性を見かけたので声をかけて一緒に歩く。彼は1週間前に気に入って2泊したログローニョに留学中の大学生で、言語学を専攻してるとのことで、とっても楽しく、ログローニョの町のこと、言葉や合唱、宗教音楽などについて話した。彼には英語よりスペイン語の方が簡単だそう。言葉ってやっぱり面白い。

 ずっとタメ口で話してて、年を聞かれたので答えると、一瞬固まって、一気に敬語になった。若く見られると嬉しいような、複雑なような気持ち。

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雨上がりは気持ちいい♫

 彼は足を痛めてから、一日20kmしか歩かないと決めているらしくて、今日40km歩く予定の私たちにちょっと引いていた。一日20kmしか歩かないなら、会うのは今日が最後かなあ。

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地図で見ると、40%くらい歩いたところかな。

 朝ごはん休憩をとる私とYを置いて、彼はじゃあと別れて歩いていった。Yは彼クール(冷たい)ね!と一言。確かにさっぱりした男の子だったし、韓国人のYにはよりクールに写るのかも。

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ザ定番。カフェコンレチェ、トルティーヤ、ナランハ(オレンジ)ジュース

 韓国人ナースYと歩く。小さな教会が見えてきた。たくさんの教会を通るので、全部の教会に入るわけじゃない。Yも私も(Yの影響)一日一回は教会に入ることにしてるし、なんだか良い感じなのでここは入る。今日は、闘病中の母親の手術の日なので、キリスト教じゃないのに厚かましいかもしれないけどお祈り。Yも祈ってくれた。教会はどこも綺麗だけど、時々凄く好きになる教会があって、ここもその一つ。しばらく過ごした後出ようとすると、可愛らしいおばあちゃんが、私とYにマリア様が描いてあるコイン(メダイっていうみたい)のペンダントを首にかけてくれた。私の宝物になった。

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多分ほとんどの人が素通りした(そのメダイいいねってよく言われたから)小さな教会。

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また行きたいなあ。

 12時過ぎに、お昼を食べにお店に入ると、いつものメンバー(韓国人パパ、韓国人大学生Y、日本人大学生T)が先に付いてたので隣に座る。彼らもYの影響を受けて、40km歩くかどうかミーティング中。

 朝一緒だった大学生の男の子が歩いてたので声をかけたけどそのままスルー。やっぱりクールって思ってたら、買い物をして戻ってきた。彼は、今日はこの町で泊まるそうなのでお別れ。

 初日のピレネーから一緒のドイツ人のおじさんと久々に再会。一人で隣のテーブルに座ろうとする彼をYが手招きして、私たちの席に呼んだ。彼女は本当にフレンドリーで見習いたい。彼は美人の娘さんと二人で歩いていたけど、彼女はブルゴスまでで帰ってしまったので、今日からは一人とのこと。初めてカミーノに挑戦する父のために、最初14日間は娘さんが一緒に歩いて、ゴールでは息子さんが待ってるって聞いて、素敵な家族だなあって思った。他の人とはあまり話さずに、親子で歩いてたから、今日から大丈夫?って聞いたら、「今日はみんなでご飯を作る宿に泊まるんだけど不安なんだ...」と漏らす彼。チャンスだよ!って二人で励ます。私たちが40km歩くことを告げると、「じゃあもう会えないね...」って言うので、きっと会えるよって励まして、写真を撮った。でも、彼とはこの後会えなかった...スイスに近いドイツに住んでることと名前は知ってるけど、折角だから連絡先を聞けば良かったなあ。

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初!ホワイトアスパラガス!柔らかいねぎみたいで美味しかった。

 14時の時点で半分の20kmしか歩いてなくて、何時に着くのかちょっと不安。かんかん照りの中、ひたすら山を登る。

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空が青くて、ひまわりが黄色い。

 山の上で、だーれもいなくて(駆け抜けていく自転車女子くらい)、空が近くて、雲が可愛かった。山の上なのに、平坦で、道が続いてて、不思議な感じ。天国ってこんな感じかなって話しながら歩いた。カミーノでみた、忘れられない美しい景色の一つ。

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 休憩中に通り過ぎて行く自転車を止めてちょっと話す。久しぶりに巡礼者に会うと嬉しくなる。イギリスから自転車で来た男の人だった。自転車の人とは再会する確率は凄く低いので、お別れはいつも寂しい。良い旅を。

 17時前に、30kmのオンタナスに到着。

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底に町が見えてきた。

 住民60人の集落だけど、なんだかいい雰囲気。休憩に入ったカフェで韓国人男性と会う。彼はここに泊まっていて、良さそうな宿だった。彼は何日か前に日本人大学生と会ったそうだ。名前を聞くとまだ会ったことない人だったので、楽しみ。

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ちょっと泊まりたかった。

 

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パタタスブラバス(ポテト)とナランハ(オレンジ)でエネルギー補給。

 そういえば3人組はどこまで歩くことにしたのかな〜とYと話しながら出発。私もYも、多分40km歩いてるよねってことで意見が一致。なんとなく、私たちが40km歩くと聞いたら彼らは同じかそれ以上歩くと思った。彼らはいい意味で少年っぽくて負けず嫌いだから。通りにある宿にも彼らがいる感じがしなかったので、よし、追いつこうって気合いを入れて町を出る。

 ここからの2時間はきつかった〜。体力的にもきついし、太陽の位置がいつもと違って、精神的にも焦る。でも振り返ると、Yと歌いながら、いつ着くの〜?宿あるかな〜って話して、道端に座って、今の気持ちを録画したりして楽しかった。

 

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Finally〜!

 歩いてると色んな人が、ムニンシパル2つは両方満室だよって、教えてくれる。考える力が残ってなくて、どうしようかって何となく歩いてると、Yを呼ぶ声が!Yと友達のスペイン人たちだった。一瞬で事情は分かった様で、電話をかけて宿をとって、宿まで送ってくれた。すごーく助かったー!バスク地方出身の3人だった。いい人。

 着いた宿は、2段ベッドじゃない宿で、Wifiがベッドでもサクサクで、部屋は私たちの外は3人しかいなくて、すごく快適だった。宿の地下には、かなり昔の戦争の為に掘られたものを利用したワイン貯蔵庫があって、宿の主人が20時半から説明、試飲をさせてくれた。

 近くのバーにご飯を食べに行って、ワインを注文。急かしても来なくて、結局、ワインの煮込み料理を頼んでたみたい。食べ物のスペイン語は覚えようと決めた。店から出るとすっごく寒かったから走って帰った。(海抜800m)

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CHORIZO AL VINO (VINOがワイン) を食べた。

アルベルゲ Ultreia  ★★★ 10€ 部屋もシャワーも清潔  wifiサクサク 雰囲気良い 

  
 

 

  

  

 

 

 

 


 

 

カミーノ13日目(Ages→Burgos 23.9km)

8月7日

 6時半出発。韓国人ナースYと一緒に出発。広〜い原っぱの中に森があるような景色、曇り時々雨の中を二人で歩く。ふと、”リトル・フォレスト”(美しい自然の中での暮らしを描いた日本映画)みたいだなって思って、Yに話してみる。すると、「知ってるよ!大好き!二回見た!本当にリトル・フォレストみたいだね〜だって。」ふと映画の情景を思い出したときに、一緒にいる人と共感できるのってすごく幸せ。お隣とはいえ、国が違う人とだと尚更。彼女と話すのは本当に楽しい。韓国ではリトルフォレストは凄く人気があって、映画の中の料理を作ってインスタグラムに投稿するのが流行ったらしい。

 大きな看板でみんな記念撮影してるので何か分からないけど一応撮影。

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ヨーロッパ最古の人類アタプエルカ原人が発掘された場所。世界遺産

そこを過ぎると町が見えてきたのでカフェ探し。すぐに巡礼者でいっぱいのカフェを発見。なんだか魔女の宅急便のパン屋さんみたいで素敵!ミートパイとカフェコンレチェで一息ついてると、ハナ、いつもの韓国人+日本人大学生Tグループが来たので合流。彼らは、昨日私たちが避けた宿に泊まってたので話を聞くと、シャワーが冷たくて、ペレグリーノメニューも微妙だったそうな。ハナに、ね、良かったでしょ、って何回も言われた。

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ミートパイと魚のパイ。

 日本人Dさんとも再会し、みんなで歩く。羊の群れと遭遇。狭い同じ道を歩くから、右も左も前も後ろも羊。カミーノ中動物はよく見るけど、こんなに近く、沢山なのは初めてで、みんなでわいわい。

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カランカラン♫

 雨は止んで、段々晴れてくる。ちょうど丘を登りきって遠くまで景色が見渡せる時に、雲から太陽の光がさして、凄く綺麗だった。綺麗だねってみんなで何度も言いながら歩く。

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写真の100倍綺麗だった‼︎

 

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ちょっと休憩。朝食ととったお店のスタンプ(下の真ん中)が可愛い。

 休憩後、みんなで歩く。今日のお昼ごはんは、ブルゴスにあるアジアレストランWokと決めているので、みんなテンションが高い。日本人よりも、韓国人と中国人の方がアジア料理が恋しくなるんだな〜っていうのを、カミーノで感じた。
 みんなが道なりに左に向かって歩く中、突然、日本人大学生Tと韓国人大学生Yが右の道に歩き出した。その道はすっごく急な上り道。みんな呆れ顔で左に進んで、私も左に50m位歩いたところで、Uターン。彼らの後を追って上り道へ。理由は、面白そうだったから。韓国人ナースYも笑いながら追ってきて、先に歩いてる2人も私たちを見て笑って、上り坂を登る。

 上り坂を登ると...いい景色(当たり前だけど)‼︎道が無くて、誰も歩いてなくて、風が強くて、遠くまで見えて、気持ちいいーーー‼︎最高の気分‼︎正しい道を歩くみんなが上から見える。ひとりだと、別の道を歩こうって思わないから、こんな景色を見せてくれた友人に感謝。みんなテンション上がっててめちゃくちゃ楽しかった。「風をあつめて〜♫」って歌ったら、20歳の日本人大学生Tに伝わらなくてちょっとショック...そのまま正しい道にも遅れずに合流できた。たまには道を外れるのもいいかもね〜 

 ふと住宅街に入り、なんとなく違う道な気もしたけど、そのまま歩く。ハナが、色々言ってるけど、そのまま歩く。住宅街を抜けると、完全に違う道とういうか道がない原っぱに出たけど、なんとなくそのまま突き進む。人数が多いので強気になる。原っぱの時点で、ハナが、「みんな間違ってるてば‼︎私は引き返すわよ‼︎」って叫んでたけど、私たちは歩く。途中で金網があって、ここまで来て出れなくて引き返すのやだなって思ったけど、みんなでならそれも思い出だなって思って気楽に歩いた。ヨーロッパ周遊中の日本人男性Dさんと歌の話をしながら歩く。ちょっと年上のDさんとは、共通の曲がたくさんあった。

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正しい道に合流〜

  しばらくすると正しい道に出て、道で休憩してると10分後くらいにハナが来た。悔しそうな顔を見て、ちょっとふふんってなる意地悪な私。ベッドのこと根に持ってたのかも。(今思うと、ハナと会ったのはこの時が最後だなぁ。顔を思い出そうとすると、エジプト人タレントのフィフィが出てくる。エジプトとイスラエル近いし、間違ってないかも)。

 そうこうするうちに、ブルゴスへ到着‼︎久々の都会はテンション上がる。アジアレストランWokへ直行。食べ放題のビュッフェ形式で、お寿司、春巻き、唐揚げと盛りだくさん。食材コーナーには立派な海老、烏賊等海産物があって、これをお皿に取ってシェフに調理してもらうこともできて、一人10€は安い〜‼︎デザートも充実してた(後でレオンのWokにも行ったけど、ブルゴスの方がデザート良かった)。エステージャで会った韓国人映画監督さん(有名?らしい)とその弟子の大学生にも会った。

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夢中で食べたので写真はこれだけ。

 宿に着いて7人分の手続きをすると、私たちで満室になった。今日の宿は150人入るから急いでなかったけど、16時くらいだと危険みたい。私たちの後から来て入れなかった人は、それから1時間以上宿決まらなかったから、都会は選択肢多い分、逆に要注意だなあ。

 シャワー洗濯を済まして、一人で大聖堂を見にぷらぷら。このカテドラル(大聖堂)はフランス人の道にある8つのカテドラルの一つで、スペイン3大カテドラルの一つ。建物が大きくて、ユニークな形をしてる。中は見所たくさん。

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たくさん過ぎてちょっと疲れた。

 見終わって正面をぷらぷらしてると18時の鐘がすごい大きさで鳴って、何故か映画のワンシーン見たいに思えてじーんとしてると、韓国人大学生Yと会ったので、二人でちょっとミサを見学して、みんなと合流してバルへ。

 目についたバルで飲みながら情報収集し、近くの人気のバルへ向かう。

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適当に指差して注文。どれも美味しかった。

 他の店も気になったので、ひとりで抜け出して2、3件うろうろ。一番人気ぽい店は大満員‼︎何かのお祭りって思うくらい凄い人。次回は絶対絶対行きたい(Cerveceria Moritoって名前)

 老舗っぽいお店でひとりマッシュルームを食べて店に戻る。

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ログローニョから、マッシュルームが美味しい。

 店に戻ると、女の子3人は宿に帰ったり別の飲みに行ったりで、男の人3人で飲んでて、彼らと店を出ようかって話してたら、突然日本語で話しかけられた。その女性は日本(三鷹)生まれのスペイン人女性で、日本語ペラペラだった。彼女が言うには、22時からみんなでブルゴスの歌を歌うから、それを聴いていけとのこと。もちろんそうすることにした。22時になると照明が暗くなって、音楽がかかって、みんなで大合唱♫楽しかった〜。

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Vermuteria Victoria で毎日22時から合唱。ナプキンに歌詞が書いてある。

 彼女にお礼を言って、店を後にした。どうせ抜け出して別のバルに行ってたんだろ、どこが良かった?(私の食への貪欲さはみんな知ってる笑)って言われたので、老舗っぽいお店に4人で行って、ちょっとつまんで宿へ戻る。

 宿に戻ると、ドイツ人の兄弟が、私と一緒にいた男性3人を待ってた。彼らの旅はここまでだから、お別れを言うために待ってたみたい。顔も可愛いけど性格も可愛いな〜私はこの兄弟とは3日前に会ったけど、3人と兄弟は1週間以上一緒だったみたいでちょっとしんみり。これがカミーノ。

 

ムニンシパル ★★ 5€ 立地良し 建物は新しくて綺麗 5階建くらいで、上り下り大変 共用スペース広い 部屋は大部屋  

カミーノ日記12日目(Belorado→Ages 27.7km)

   8月6日

 7時出発。雨だからってことで、みんな待っててくれた!優しい〜。日本人が冷たいとかじゃなくて、韓国人は仲間意識が強いなって感じる。韓国人ナースYは声をかけたけど起きないので置いて行く。彼女は強いので心配要らない。8時ごろ、小さな町に着く。カフェは無さそうだけど、うろうろする私たち(いつものグループに、フランス人おば様アンナ、パワフルイスラエル人ハナで計8人)を見かねた宿の人がキッチンに招いてくれた。カフェオレ、クッキー、トーストだけだけど、雨の中1時間歩いた後にはありがたい。桃のジャムが美味しかった。スペインはジャムは桃が定番なのかなあ?ドネーション(寄付)の箱に気持ちを入れて出発。

 10時半、いつものメンバー+ハナで山小屋みたいなお店で休憩。沢山保存食とかあって、渋い店感はいいんだけど、とにかく料理が遅くて待った〜。ハナはベジタリアンだからいつもトルティーヤ一択なんだって。ベジタリアンだと、スペインは食事の選択肢少なそうだな〜

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味は普通。

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場所的に、バイク乗りのお客さん多かった。

 韓国人ナースYも追いついて、ハナと3人で歩く。ちょっと山に登ったりして気持ちがいい道。見晴らしのいい場所で座って景色を眺める。

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巡礼者から巡礼者へのメッセージ

 今日はアップダウンが激しくてきついけど、歩くのに気持ちがいい道と天気。ハナからイスラエルの言葉(ヘブライ語)でこんにちわはシャローム(Helloch)って習う。綺麗な響きで覚えやすい。ハナはとにかくパワフルな女性。イスラエル人女性ってパワフルな人多いな〜女性も兵役あるから?ハナはカミーノで唯一ジーンズで歩いてた人。何でかというと、何年もず〜っと旅をしてるから、ボトムはジーンズだけみたい。南米だけで1年旅してたっていうから長いねって言ったら、見るとこだらけで全然足りなかった!!だって。行ってみたいな。

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遠くに急な登り坂発見!

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Mucho arriba !!!! (めっちゃ登り)!!!!

 ハナがトイレしたいから見張って!!!って言って、誰も来ないよって思ってたら意外と自転車が来て焦った。山でトイレに行くときは「お花を摘みに行く」って言うんだよって教えたら関心してた。そろそろお茶したいな〜でも山の中だしな〜って時に現れたドネーションカフェ、オアシス〜

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正にオアシス♩

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フルーツ食べて、ハンモックに揺られて休憩。

 15時半、今日の目的の町サン・ファン・デ・オルテガのムニンシパル(公共宿)に到着。この町は小さくて、何も無いってガイドブックに書いてあったなあ。すると突然ハナが、「持ってる資料に、ここのムニンシパルは最悪って書いてるのを見つけたの!4km先の次の町まで歩こう!」と言い出した。きついからやだっていう韓国人ナースYと、悪く無いかもって思う私。とりあえず見つけたバーでワイン飲みながら会議。

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並々に入って0.7€(122円)

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オルテガの教会。疲れてて行きそびれた〜

  ハナ「口コミ悪いし、さっき受付行ったとき匂いが悪かった。絶対泊まりたくない。」

 私「匂いは分からないけど、町にあんまり興味湧かないし、今日余分に歩いてたら、明日ブルゴス(都会)に早く着けていいかも。」

 でYが折れて歩くことに。なんかこのとき変なアドレナリン出てたな〜。目的地変えたのは初めて。16時を過ぎて歩くのはちょっときつい。牛がいるだけの道を3人で歩く。途中で、逆から来る巡礼者(聖地まで巡礼して、帰りも歩いて家に帰る本気の巡礼者!たまーに会う。外見から、只者じゃない感凄い人が多い。)とすれ違う時に、何人か聞かれたので答えると、ハナがイスラエル出身という事に興奮するおじさん!イスラエルのここからここまで歩いたんだって語り出す(後でハナに聞いたら、凄い長い距離らしい)熱心なキリスト教信者にとってもイスラエルは特別なんだなあ。

 そうするうちに、Agesへ到着!長かったー。町自体はさっきと似たり寄ったりで小さいけど、まあ可愛らしい町というか村かな。時間が遅いから第一希望の宿は空が一つしかないので断念。二件目は、部屋を見たけど、う〜んって感じ。もう一件みて決めることに。三件目の宿の部屋を見せて貰った後、ハナが、ここダメ!匂いが酷い!二件目にしようと言うので、私とYは特に匂わなかったけど、反対する理由も体力もないのでみんなで二件目に戻る。

 私たちに残ってたベッドは下二つに上一つ。誰かが上に寝なきゃいけない(上に登るのきついし、下の方がパッキングしやすいから人気)。いつもはじゃんけんしたりなんとなく譲ったり譲られたり。が、ハナは一言も何も言わず、下をとった!Yは下いいよ〜って言ったけど、私が付き合わせたし、私が上で寝ることにした。ハナ年上だし譲る気でいたけど、無言は感じ悪い!そしてその後突然、この部屋天井高いから上のベッドでも快適ね!って言ってきて、何だこの人笑ってなった。ハナはキャラが濃い。

 宿の1階で夜ご飯を意外と美味しかった。Yと、ハナって南米とか旅してるのに、匂いにすごく敏感なの謎だよね、ハナと毎日一緒は疲れるね(この日初めて一緒に歩いた)って話しながら食べた。

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豚肉入りパエリア

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スペインのプリンは昔風な固めで好き。

 

 

ムニンシパル ★ 10€(アルベルゲメニューは6€で食べれる) 広い大部屋が一つだけ。wifiあり(でも確か微妙だった)  シャワー2つだけ 洗濯スペースあり 洗濯物干す所が道路挟んで向かい 共有スペース無し キッチン無し トイレの位置が微妙

  





 

 

カミーノ日記11日目(St.Domingo de la Calzada→Belorado 23km)

 8月5日

 朝、キッチンでパンを食べて出発。空はまだ暗いけど、町の中心の塔は明るかった。韓国人の女の子Yは、前回のカミーノでは塔に登って鐘を鳴らしたって言ってたな。次回はしてみたい。

 教会の前のカフェで一休み。イタリア人アンジェロとちょっと話す。彼は人懐っこくて、誰とでも仲良く話してて、私と会うとウインクしてきたり、親しげに名前を呼んできたり、イタリア人そのもの。外でカフェコンレチェだけ飲んでたら、韓国人のエリさん(初対面)が、ここのトルティーヤはとにかく美味しいから食べてみて!って話しかけてきて、一口食べたら確かに美味しかった。彼女はカミーノは2回目で、1回目のカミーノで食べたトルティーヤの中でも一番とのこと。カフェはチリ人夫妻がしてるみたい。そういえばチリ料理って美味しいって聞いたことあるな〜。

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塩とオリーブオイル強め。

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カフェの外観。

 ドイツから、毎年2週間づつ歩いてるドイツ人夫妻とおしゃべり。素敵。私もドイツの道歩いてみたいな。 

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ベルリンからも繋がってる!

 今日は、天気も悪くて、黙々と一人で歩く。スペイン人の少年アルバロが大きな声で声をかけてくれた。彼はとっても可愛い。

 途中の町でも、通りにお店が無かったからなんとなく寄らず、13時には宿に到着。今日の宿はプール付きだけど、寒くて入らず。

 日本人大学生Tが今日誕生日なので、韓国人大学生のYとこっそり街へケーキを買いに行く。地元っぽいファミリーに聞いた、自分たちじゃ絶対見つけられないお店をシエスタぎりぎりに発見!意外とちゃんとしたケーキがあった!

 こっそり、Tに見つからないように車に隠れたりしながら、キッチンの冷蔵庫にケーキを入れて、一安心。お昼は街に韓国人シスターズ、観光人大学生Y、韓国人パパS、日本人大学生Yとピンチョスを食べに行く。

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安定の美味しさ♩


 夜はそこに韓国人の女の子Y(彼女はナースなのでこれからは韓国人ナースY)、昨日知り合ったドイツ人兄弟とみんなでペレグリーのメニューでお祝いディナー。外に出ると超年齢初層高いブラスバンドが演奏&踊ってて、みんなで踊った。

 

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ヌードルスープ。凄い美味しいわけじゃ無いけどよく食べる。

 アルベルゲで改めて誕生日パーティ。アルバロのファミリーがスペイン語で歌ってくれたり、みんなで手紙を渡したり、いい時間だった。ケーキを食べてる時に、韓国人シスターズが辛ラーメン作り始めて、さすがだなと思った。

 

巡礼宿(ムニンシパル) 5€ ★★ キッチンあり(調理器具あんまり無い) シャワー微妙 立地悪い 洗い場無し Wifiあり(ベッド、共有スペースは×) 共用スペース外しかない 

初めてのベルリンの冬、毎月号泣した理由

 長くて暗いとみんなが言うベルリンの冬。確かに10月から寒いけど、思ったより晴れの日はあるし、部屋の中は暖かいし、体感気温はそんなに寒くない(乾燥してるから)。と思ってたのが甘かった...

 11月のある日、些細な事で号泣。理由はほんと〜にどうでもいいことで、そんなことで泣く自分にびっくり。生理前だったから、PMS月経前症候群)って今まではあまり無かったけど、環境変わったり年齢的なもので色々変わってきたのかな〜って思って終了。

 12月のある日、またまたどうでもいいことで号泣。さすがに心配になって原因と対策を考える。検索すると、冬の始まりは日照時間が減って、PMSが酷くなったり、冬季うつになる女性が多いと沢山書いてあって、みんなそうなんだなって一安心。冬季うつの症状、過眠過食も当てはまる。確かに最近日が沈むのめちゃくちゃ早いから太陽足りてない気がする。12月に入ってからは、午後になるともう夕方に向かう雰囲気。福岡とどれくらい違うかというと、

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月別日照時間(h)

全然違ったー!絶対足りてないー!

 太陽を浴びる時間が少ないと、セロトニン不足、ビタミンD不足になって、憂鬱になるみたい。セロトニンは普段から食事で気をつけてるけど、ビタミンD気をつけて無かった!多く含まれる食品は、秋刀魚、鮭、鰤、しらす、あん肝、干し椎茸など。どれもベルリンでは難しいなあ。

 冬季うつについてクラスメイト(ブラジル&フランス)二人と話してたら、二人とも冬は毎日ビタミンDのサプリ飲んでるよ〜だって。早速ドラッグストアで購入して、今日から服用。

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dmにて。毎日飲むタイプ、週に1回飲むタイプなど。

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一日一錠、50日分で2.95€(約400円)安い。

 日照時間が短い(かつ魚を頻繁に食べられない)場所で冬を過ごす時は、ビタミンDサプリって割と日本以外では常識なのかも?

 あとできることは、、、南国への旅行計画かな。

ベルリンでオススメの歯医者さん

 極力病院には行かないように、渡独前に検診は済ませて、来てからは健康に気をつけて生活してました。が、歯科矯正の裏側のワイヤーが外れて、どうにもならず、歯医者に行くことになりました。

 評判が良くて家から遠くないところがいいなと思ってjamedaというサイトで検索(ドイツ語のみ)。

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 Was(何)にZahnarzt(歯医者)、Wo(どこ)にberlinと入力すると、ベルリンの歯医者一覧が出て来るので、その一番上の歯医者さんが評判も良く、家からもそう遠くなさそうなのでここに決定。

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 画面上で空いてる時間を予約もできて便利そう!だけど行った方が早いかなと思って直接歯医者さんへ。

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土日休みだけど平日20時までやってて良い感じ。

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大学病院の前の、綺麗な歯医者さん。

 受付で予約してないけど今日できるか聞いたら、1時間後の18時半ならOKとのことで、中で問診票(英語)を書いて待つことに。1時間半後に呼ばれて、診療室へ。上の歯の裏に付いているワイヤーが取れていることを説明し、歯の中を見せる。2箇所外れていてそれぞれ30€で、保険適用外との説明を受けて治療スタート。10分もしないうちに完了。

 受付でお会計。歯の治療代は計82.68€(その日のレートで¥11,079、クレジットカード不可)。高い!多分最初は1箇所外れてて、そのまま旅行に行っちゃってもう1箇所外れたと思うから、早く行けば良かったな〜。まあ仕方ない。

 ちなみに歯医者さんが、イケメンで、歯の矯正してて良かったなあーと改めて実感しながら治療を受けました。

 それにしても、ドイツ人(ベルリン)は大体英語が話せて、私の勉強にはならないんだけど、歯医者とかは助かるなあ。問診票も英語だったし。値段以外は満足な歯医者治療でした。 




カミーノで覚えた言葉まとめ〜スペイン語〜

 みんなで話す共通語は英語とはいえ、スペインを歩くので、やっぱりスペイン語が分かる方が楽しい!し、便利。なんだかんだ覚えた言葉の覚え書き。

 

Hola  オラ こんにちわ

Gracias  グラシアス ありがとう

De nada デナーダ どういたしまして

Me llamo〇〇  メヤモ〇〇 私の名前は〇〇です

Soy de Japón ソイデハポン 日本出身です

ahola アウラ 今

aquí  アキ ここ

arriba  上

abajo 下

〇〇por favor 〇〇ポルファボール 〇〇をお願いします

Donde esta〇〇  ドンデエスタ〇〇 〇〇はどこですか

Me gusta〇〇 メグスタ〇〇 〇〇が好きです

Hasta luego   アスタルエゴ   またね

Hasta manana アスタマニャーニャ また明日

coche コチェ 車

Ten cuidado !  テンクイタード! 気をつけて!

Vamos〇〇  バモス〇〇  〇〇へ行こう

pollo ポヨ 鶏肉

bonito ボニート 鰹

vino tinto ヴィノティント 赤ワイン

vino blanco ヴィノブランコ 白ワイン

cafe con leche カフェコンレチェ カフェオレ

cervesa con limon セルベッサコンリモン レモンで割ったビール

camino カミーノ 道

domingo ドミンゴ 日曜日

mercado メルカド 市場

naranja   ナランハ オレンジ

Venga   ベンガ Come on

lluvia  ジュビア 雨

Vale  バーレ OK

Puta mierda  プッタメルタ くそったれ

スペイン語特殊文字(aの上のチョンとか)省略してます